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Text File  |  1995-07-12  |  10KB  |  250 lines

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  7. ■はじめに
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  9.  SutoQueryは、DBサーバ上のデータベースにアクセスするクライアントアプリケーションです。Apple社のDALを利用して動くもので、常に、ネットワーク環境の中で使用することになります。既に、DBサーバがあって、その中のデータベースをMacintoshから簡単に覗いてみたいという動機から作り始めました。
  10. Macintosh単体でのデータベースには、有名なものがありますが、今後は、ネットワーク環境の中で、ファイルサーバと同じようにDBサーバを扱うことになるでしょう。その時、「どのデータベース製品が使われているか」が大きな関心事ですが、RDBMSのベンダがどこであろうが、接続できるDALのアーキテクチャーは大変素晴しいものです。
  11. データベース利用のアプリケーション作成に、沢山のアプリケーションが存在していますが、Movieと同じようにただ見るだけのウォークマンスタイルのアプリケーションが、このSutoQueryだと思っています。皆さんはどのようにお考えでしょうか?
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  20. ■特徴
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  22. 1. ボタンを押すだけで、面倒なレイアウト設計をすることなく、DBサーバ上のデータを自由に検索できます。
  23. 2. いろいろなデータ検索条件をボタンに登録することで、ワンタッチでの検索ができます。
  24. 3. 検索結果をテキストファイルとして保存することで、他のアプリケーションでデータの再利用ができます。
  25. 4. サウンド、ピクチャー、ムービーなどのバイナリデータを扱えるので、マルチメディアDBツールとして利用できます(ただし、マルチメディアデータが扱えるマイバトラーのみ対応)
  26.  
  27. ■バージョンアップ履歴
  28.  
  29. 1. SutoQuery 1.0 → SutoQuery 1.0.1
  30. ・アイコンボタンのオブジェクトを追加
  31. ・表形式ウィンドウにおける表のコピー&ペーストの不具合を解消
  32. ・新規保存時に表示メニューのウィンドウ名が新ファイル名にならないバグを吸収
  33.  
  34. 2. SutoQuery 1.0.1 → SutoQuery 1.0.2
  35. ・テキストのカラー機能の追加
  36. ・ユーザインタフェースの改良
  37. ・APリソースの1部をプリファレンスファイルに保存するよう変更
  38. ・アイコンボタン追加に伴うクエリ生成のバグを吸収
  39.  
  40. 3. SutoQuery 1.0.2 → SutoQuery 1.0.6
  41. ・マイバトラー(DB)のバイナリデータ(サウンド、ピクチャー、ムービー)に対応
  42. ・ピクチャーオブジェクト対応により背景ピクチャー機能を削除
  43. ・バイナリデータサポートに伴うユーザインタフェースの変更
  44.  
  45. ■開発環境
  46.  
  47. 1. DBサーバ:Power Macintosh 7100/80AV
  48. 2. RDBMS、DALサーバ:マイバトラー1.5.2
  49. 3. クライアント:Color ClassicII
  50. 4. DALクライアント:Butler Access
  51. 5. SutoQuery:本アプリケーション
  52.  
  53.  
  54. ■必要な実行環境
  55.  
  56. 1. DBサーバ、RDBMS:DALサーバ機能があるDBサーバ、RDBMS(マイバトラー、Netware SQLなど)
  57. 2. クライアント:漢字Talk7が走行するMacintosh全て、ただし、システム機能拡張にDALまたはButler Accessが必要
  58.  
  59. ■参考資料
  60.  
  61. 1. Inside Macintosh, Volume VI:8章のThe Data Access Manager
  62. 2. Data Access Language Programmerユs Referrence
  63. 3. マイバトラー・ユーザーマニュアル
  64.  
  65. ■ツールパレット
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  67.  ツールパレットは、SutoQueryでよく使用する操作や編集モード設定のために利用します。それぞれのボタンは、アクティブなウィンドウがカード形式、あるいは、表形式で少し働きが異なったり、また、機能がなかったりします。
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  78. 「カード形式・表形式の切替」ボタン:このボタンが押された状態がカード形式、もとに戻った状態が表形式で、新規にウィンドウを開く時に、このボタンの状態でカード形式/表形式どちらかのウィンドウが表示されます。
  79.  
  80. 「ファイルオープン」ボタン:既に作成されたクエリドキュメントを開く時に使用します。
  81.  
  82. 「DBダウンロード」ボタン:DBサーバからデータをダウンロードして、テキストファイルとして保存します。【カード形式】
  83.  
  84. 「プリント」ボタン:カード、表形式のクエリドキュメントをプリントします。
  85.  
  86. 「最初」「前」「次」「最後」ボタン:レコード、クエリの表示に使います。
  87.  
  88. 「ブラウズ」ボタン:1つ先のレコードを続けて表示します。表示を止める時は、このボタンを再度クリックします。【カード形式】
  89.  
  90. 「データ更新」ボタン:レコード追加/変更/削除をするとき、このボタンを押します。DBサーバ上のデータが更新されます。【カード形式】
  91.  
  92. 「ソート」「検索」ボタン:DBサーバ上のデータを指定された条件で、ソート、検索します。(カード形式)
  93.  
  94. 「オブジェクト編集」ボタン:アイテム、つまり、テキストフィールドあるいはアイコンボタンの属性を編集するとき、このボタンを押します。【カード形式】
  95.  
  96. 「テキストフィールド」「アイコンボタン」「バイナリデータ」:カード形式のウィンドウに新らたにアイテムを追加するとき、このボタンを押します。【カード形式】
  97.  
  98. 「クエリ実行」ボタン:カレントのクエリを実行します。
  99.  
  100. 「自動レイアウト」ボタン:カレントのDB,テーブルのカラム条件より、自動的にレイアウトします。【カード形式】
  101.  
  102. ■リストウィンドウ
  103.  
  104.  リストウィンドウには、まず接続されたDBサーバのDBMSブランド名が表示されます。ダブルクリックにより、階層的に選択されたDBMS名→DB名→テーブル名→カラム名と一覧をみることができます。逆に、上位の階層には、ポップアップメニューを選択して戻ります。
  105. 一覧を表示する時、常に、DBサーバにアクセスします。DBアクセス時、パスワードが必要なDBの場合またはカレントのユーザ名/パスワードでオープンできないDBの場合、パスワード入力を行うダイアログが表示されます。ユーザ名/パスワードが正しければ、テーブル一覧が表示されますが、間違っていれば何も表示されません。なお、正しく設定されたユーザ名/パスワードがカレントの情報となり、そのユーザ名/パスワードでDBにアクセスします。リストウィンドウの操作方法は、Macintoshの標準ファイル選択に準拠させています。
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  117.  
  118. ■カード形式クエリドキュメント
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  120.  カード形式クエリドキュメントは、一つのウィンドウに1レコードを表示し、簡単なデータ表示、検索がすぐにできるウィンドウです。DBサーバ上の好きなテーブルを1つ以上指定し、好きなカラムだけ表示し、好きな検索条件でデータを抽出し、そのデータをテキスト形式で保存することで、DBサーバ上のデータを自分のものにすることができます。ウィンドウ左下には、カレントのレコード番号/レコード件数が表示されます。
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  143. ■表形式クエリドキュメント
  144.  
  145. 表形式クエリドキュメントは、上部がテキストエディタで下部が表形式のウィンドウです。テキストエディタでSQLベースのDALコマンドのクエリを作成し、その、実行結果を下部の表で確認するものです。クエリの数だけ、前後表示できますし、クエリ追加もできます。基本的には、このモードで全てのDBアクセスの実行と確認が行えます。
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  164. ■メニュー
  165.  
  166. 【アップルメニュー】
  167. ヘルプ:クエリを作成する上での最低限の情報を簡略化してまとめてあります。
  168.  
  169. 【ファイルメニュー】
  170. 新規:新しくクエリドキュメントを作成する時に選択します。
  171. 開く:すでに作成済みのクエリドキュメントを開く場合に選択します。
  172. 閉じる:すでにオープンされているクエリドキュメントのウィンドウを閉じる時に選択します。
  173. 保存:すでにオープンされているクエリドキュメントのクエリを最新のデータに置き換え保存します。
  174. 新規保存:すでにオープンされているクエリドキュメントのファイル名を別に設定し、新らたにクエリドキュメントを保存します。
  175. DB保存(テキスト):カード形式でSelectされているデータ(レコード)をテキストファイルとして保存します。つまり、DBサーバ上のデータをMacintosh上のテキストファイルとして落とすわけです。
  176. 用紙設定:プリンタ用紙の用紙設定ダイアログを開きます。
  177. プリント:クエリドキュメントをプリントアウトします。ただし、表形式の場合は、クエリのみ、カード形式の場合は、アイコンを除くカード表示を1ページのみプリントアウトします。
  178. 終了:本プログラムを終了する場合に選択します。
  179.  
  180. 【編集メニュー】
  181. 取消し:サポートしていません。
  182.  
  183. カット、コピー、ペースト、消去、全てを選択:サポートしているのは、アイテム内でのテキスト(Styled TEXT)、サウンド(snd)、ピクチャー(PICT)、ムービー(moov)、及びオブジェクト編集時でのオブジェクト(アイテム)です。【カード形式】
  184.  
  185. 初期情報:カードサイズ、自動レイアウトの開始位置と1文字の幅、自動ブラウズ、サウンド出力を設定します。自動ブラウズは、オンの場合、DBの追加/更新/削除時に再度DBアクセスを行いますが、オフではDBアクセスをしません。これは、DB追加を続けて行う時に、作業時間を短縮させる時にオフします。また、ブラウズ時のクリック音を止める時に、サウンド出力をオフします。【カード形式】
  186.  
  187. カード情報:DBMS、データベース、ユーザ名、パスワード、フォント、時刻フォーマット情報の設定・変更を行います。フォントは、DBデータを表示するアイテム(テキストフィールド)に適用されます。【カード形式】
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  189.  
  190. 【書式メニュー】
  191. フォント/サイズ/スタイル/色:アクティブなテキストフィールドのフォント条件を設定します。
  192.  
  193. 【データベースメニュー】
  194. アイテム属性設定:オブジェクト編集にて、アイテム(テキストフィールド、アイコンボタン、バイナリデータ)の各種属性を設定します。
  195.  
  196. データベース情報:DBMS、テーブル、カラム(リストウィンドウにて選択します)などカレントのDBに対しアクセスし、情報を表示します。
  197.  
  198. セッション情報:1つのウィンドウに対し、1つのセッションをはりますが、その情報を表示します。何らかの理由で、セッションを残したまま、アプリケーションが終了してしまった時は、SutoQueryから、そのセッションを強制的に終了させることができます。その時は、セッションIDに番号を設定し、セッション強制終了ボタンを押します。
  199.  
  200. 自動レイアウト:カレント(リストウィンドウで選択しているDB、テーブル)のテーブルを自動的にレイアウトします。2つ以上指定する時は、1回終わったら、別のテーブルをリストウィンドウにて指定して、追加レイアウトします。
  201.  
  202. ソート、検索:ダイアログが表示されますので、テーブル.カラムを指定して好きな条件でデータを抽出します。条件はそのまま保存されますので、クリアしたい時は、テキストボックスでテキストをクリアして下さい(TABアンドdeleteが操作しやすいです)。
  203.  
  204. レコード追加、削除、変更:DBサーバ上のデータを更新します。
  205.  
  206. 【クエリメニュー】
  207. クエリ実行:カレントのクエリを実行します。
  208.  
  209. 最初、前、次、最後、特定のクエリ/レコード:表示データの位置を指定します。
  210.  
  211. クエリ追加:クエリが1つ追加されます。
  212.  
  213. クエリ再生成:新たにオブジェクトを追加した時など、クエリを新しいオブジェクトの条件で生成する時に選択します。
  214.  
  215. クエリ情報:クエリドキュメントの情報を表示します。
  216.  
  217. クエリ内容:カレントのクエリ内容を表示します。クエリが複数あるばあいは、クエリ番号に表示させたい番号を入れて、クエリ内容ボタンを押すと、そのクエリが表示されます。
  218.  
  219. 【表示メニュー】
  220. ツール、リスト表示:ツールパレット、リストウィンドウの表示/非表示を選択します。
  221.  
  222. セル幅拡大、縮小/左、上端に寄せる:表形式のセル幅の変更、カード形式のテキストフィールドの位置合わせに使用します。
  223.  
  224. カラー設定:カード形式の背景色を設定します。
  225.  
  226. オープンされているドキュメントウィンドウのタイトルを表示します。
  227.  
  228. ■著作権等について
  229.  
  230. 1. 本プログラムの著作権は 須藤忍 にあります。
  231. 2. 営利目的で利用しないで下さい。
  232. 3. 本プログラムを使用したことによって生じた、いかなる損害についても著作権保有者はその保障義務を一切負わないものとします。
  233. 4. もし、本プログラムが気に入って引き続き使用される場合は、シェアウェアとしてユーザ登録してください。シェアウェア費は、3000円です。
  234.  
  235.     ■作者連絡先
  236.  
  237. ユーザ登録、シェアウェア送金、感想やバグ報告、走行環境でのわからない点など何でも結構ですから、気軽に、 MAIL して下さい。
  238.  「電子メール」 NIFTY : SGC00475
  239.  「手紙」    〒187 東京都小平市花小金井南町1-3-15-209  須藤忍
  240.  
  241.     ■最後に
  242.  
  243. 本プログラムは、DALサーバとRDBMSがないと動作確認できません。また、RDBMSとしては、NetwareSQLとマイバトラー(Butler SQL)のみアクセス確認しています。他の環境での動作確認の結果を教えて頂ければ幸いです。
  244.